やる気を高める方法:嫌悪刺激を遠ざけ、満足感を得る

やる気とは何か?

定義

 やる気とは、行動意欲(~したいという欲求)と定義する。

仕組み

 意欲はどこからくるのか?報酬系(Reward system)と考えられる。脳のグールプのことで、前頭前皮質・腹側被蓋野・側坐核である。簡単に言えば、おでこ(前頭前皮質)・脳の真ん中(腹側被蓋野・側坐核)。詳しくは調べてみてほしい。

 報酬系は、好ましいこと・嫌なことを経験したときに活性化する。その物事をデータとして脳に格納する。

 過去と同じ状況に遭遇した場合、過去データから結果を予測する(※1)。予測結果が嫌であれば、私達の意欲は下がる(※2)。

 そうすると、重要なのは3点である。

  • 過去に意欲が左右される。
  • 意欲を左右する学習プロセスは無意識である。(コントロールできない。)
  • ただし、好ましい・嫌いなどの判断は自分で行える。

※1:余談だが、見積もるときは過去を参考にしよう。私達の分類器には、一から見積もる機能はないからだ。

※2:嫌悪刺激は、物事を遠ざけるためにあるので。逆を言えば、私達は意欲を持つのが普通なのかもしれない。

どう行動するか?

提案

 嫌を積み重ねないこと

発展

 上記を発展させると、以下のことが言えると思う。

  • 8~9割で出来ることがいい

 好ましい・嫌いをコントロールするなら

  • やることのメリットを書き出して、満足感や充足感を感じやすくする
  • 自分の意思で先に失敗しておくことで、失敗の嫌悪予測を小さくする(fail fast)
  • 単純に報酬を設定する

他にもあると思う。自分に合ったものを、ぜひ考えてみてほしい