改善の見直しタイミングとは?

改善のバランスを保つ

改善は重要ですが、過度な改善は自らのモチベーションを削ぐことにつながります。ここでは、改善を行う際のバランスについて探ってみます。

注意するポイント

改善とモチベを考えるなら、自己決定理論が役立ちます。自己決定理論では、モチベーションの維持・向上にはコントロール感、有能感、関係性の3つの要素が重要だとされています。

短期の視点でみると、どれだけうまくやれたかが重要と言えそうです。良い結果が得られれば有能感を感じます。悪い結果なら無力感を感じます。おおむね上手くできそう~少し頑張ったら出来そう、の範囲で改善を調整すると良さそうですね。

長期の視点でみると、改善作業自体が問題です。なぜなら、改善欲求は自分の未熟さや不十分さを感じさせるからです。

簡単に言えば、改善欲求が湧く状況は、あなたができていないと感じている状況です。それを長期で続けることは、無力を少しずつ積み重ねることに近いです。あなたは達成感がほしくなるのと同時に、モチベがだんだん下がっていくかもしれません。

モチベーションの維持

長期的な改善作業は、自己の能力に疑問を抱くことがあります。これは、自らの成果に対する信頼が揺らぎ、モチベを落とすことに繋がりかねません。

一つのアプローチとしては、自分ができることに集中することです。全てを完璧にしようとせず、できる範囲で積み重ねていくことが大切です。

もう一つのアプローチとしては、定期的に区切りをつけてみるというのもいいかもしれません。

無理なく進めて、定期的に達成感を感じてみるってことです。

考え直してみる

もし改善作業においてモチベーションが低下している場合、一度立ち止まって考え直すことが大切です。自分の動機や目標について再確認し、バランスを取り戻すことが重要です。

この記事で提案するのは、見直すタイミングです。

長いこと改善してる気がする」ときは、すこし立ち止まってみるといいかもしれませんね。嫌気がさしているときは、モチベが下がり始めていますから。