睡眠ルールを、上手く運用するコツ

この記事って何?

 睡眠ルールを運用するコツです。ルールが上手く守れないときにみる記事です。

 今の私が、過去の私に送るアドバイスってやつです。未来の私に送るメモでもあります。

睡眠ルール

 私が採用していた睡眠ルールはこれです。

  • 眠くなったら、寝る。
  • アラームがなったら、起きる
  • 途中で目が覚めたら、起きる

運用アドバイス

 シンプルにいきます。

  • できないことを設定しない
  • しばらく観察だけにする

まず睡眠の要点を抑える

 そもそも睡眠の要点ってなんでしょうか?

 いっぱいあります。だけど、ここでの最重要は概日リズムとします。簡単に言えば1日のリズムです。

 なので、あなたは概日リズムを整えることがここでの目標です。逆に言えば、まずそれ以外は捨てちゃいます。

できないことを設定しない

 はじめに直近一週間の起床時間を思い出しましょう。

 もしあなたが5時に起床しているのであれば、あなたの起床時間はそこです。

 もしあなたが12時に起床しているのであれば、あなたの起床時間はそこです。

 理想だからと、急に8時に設定しないようにしましょう。今のあなたが持っているリズムから大きく離れると、難しくなるからです。私達は無理に寝ることはできないし、無理に起きようとするとだいたい寝ます(13敗)。

 もし理想の8時に起きたいなら、それは概日リズムを整えた後にしておくといいです。それでも頑張ってみたい方は設定してもOKです。

 ただ今の目的は別にあることを忘れないでくださいね。もし理想の時間に起きることが難しければ、リズムを整えることに絞るといいですよ。

しばらく観察だけにする

 あなたは目が覚めたら起きます。途中で目が覚めたら起きます。眠くなったら寝ます。

 おそらくあなたは変化の過程で、朝の強い眠気や不快感を感じます。あなたは眠気をすぐ解消しなければならない気持ちになるかもしれません。それは正常な感情です。私達は不快な状況を解消したいものです。

 しかし、その眠気が重要です。それが私達の概日リズムを調整するために必要なものです。あなたは睡眠時間が制限されているので眠気がたまります。私達の体はこの眠気を使って徐々に眠りを深くします。これは繰り返しで、少し時間がかかります。

 ココでは観察するだけにしておきましょう。睡眠ルールを改善したい欲求にかられたり、それこそ眠りそうになるかもしれませんね。

 改善欲求はとりあえずメモしちゃいましょう。概日リズムが整った後にとっておきます。でもその間は忘れちゃいましょう。

 眠りそう?コーヒはどうでしょうか。個人差はありますが、コーヒーが消化されるのに8~10時間くらいかかるのでそのあたりまでなら飲んでいいです。少し眠りが浅くなる一日を作るかもしれませんが、ここでは一旦リズムを取ることを優先してみましょう。

概日リズムを整える

 しばらくこの生活を続けると、すんなり眠れることに気づきます。

 あとは自分の理想に近づけていきましょう。ただし起床時間をずらすなら、1週間15~30分程度にしておくといいです。大きくしすぎるとまたリズムが崩れるからです。

おわりに

 今回は以上です。ルールを上手く運用するコツをまとめます。

  • できないことを設定しない
    • 例えば、あなたが5時に起床しているなら、まずはそこから初めてみるといいですよ。設定して終わりではなく、私達はゆっくり直していきます。
  • しばらく観察だけする
    • 例えば、一回の眠りが悪くても大丈夫です。これは眠りが悪くても、次の日以降に解消していく体作りみたいなもんです。

 ここに書かれている内容を、実際に運用するのはあなたです。

 自由に考えてみてください。こうやってみるとどうだろう?と思ったら試してみましょう。ぜひ自分にあったルールを作成してみてくださいね。

存在の本質と幸せの探求

生きる意味がないとすると、いろんなことが辛くなります。 食べることは意味がないし、寝ることは意味がない。 私がしたいことに意味はないし、みんなに認められようと意味なんて無い。 そう考え続けると、色々すり減っていく感じがします。

進化の観点から、生きることを考えるとどうなるでしょうか。 私達の目的は個の生存・種の繁栄です。種の繁栄は、種の適応と言い換えてもいいでしょう。

すると、あなたはあなた自身を生きればいいし、その可能性を表現していくだけでいいです。 その可能性を表現した結果、どの結果になろうとあなたはあなたの目的を果たしたことになります。

あなたはあなた自身を表現した結果、伴侶をもつかもしれませんし、もたないかもしれません。 どちらもあなたを表現した結果なので、どちらも正しいです。 種の適応としては、子を残したとしても、子を残さなくても、どちらも正しいです。

あなたは動けず休むかもしれませんし、休まず動くかもしれません。 どちらもあなたを表現した結果なので、どちらも正しいです。

あなたはあなたの幸せを追い求めるかもしれないし、他人に施しを与えるかもしれません。 どちらもあなたなので、どちらも正しいです。

私達は、自分の生きる意味を探りますが、多分どこにも正しいものはないです。 とりあえず最低限あなたの大事なことだけ残して、生きてみるのはどうでしょうか。

結局、私達はだれになることもできませんでした。 であれば、あなたはあなた自身を生きるだけでいいと思います。

やる気を高める方法:嫌悪刺激を遠ざけ、満足感を得る

やる気とは何か?

定義

 やる気とは、行動意欲(~したいという欲求)と定義する。

仕組み

 意欲はどこからくるのか?報酬系(Reward system)と考えられる。脳のグールプのことで、前頭前皮質・腹側被蓋野・側坐核である。簡単に言えば、おでこ(前頭前皮質)・脳の真ん中(腹側被蓋野・側坐核)。詳しくは調べてみてほしい。

 報酬系は、好ましいこと・嫌なことを経験したときに活性化する。その物事をデータとして脳に格納する。

 過去と同じ状況に遭遇した場合、過去データから結果を予測する(※1)。予測結果が嫌であれば、私達の意欲は下がる(※2)。

 そうすると、重要なのは3点である。

  • 過去に意欲が左右される。
  • 意欲を左右する学習プロセスは無意識である。(コントロールできない。)
  • ただし、好ましい・嫌いなどの判断は自分で行える。

※1:余談だが、見積もるときは過去を参考にしよう。私達の分類器には、一から見積もる機能はないからだ。

※2:嫌悪刺激は、物事を遠ざけるためにあるので。逆を言えば、私達は意欲を持つのが普通なのかもしれない。

どう行動するか?

提案

 嫌を積み重ねないこと

発展

 上記を発展させると、以下のことが言えると思う。

  • 8~9割で出来ることがいい

 好ましい・嫌いをコントロールするなら

  • やることのメリットを書き出して、満足感や充足感を感じやすくする
  • 自分の意思で先に失敗しておくことで、失敗の嫌悪予測を小さくする(fail fast)
  • 単純に報酬を設定する

他にもあると思う。自分に合ったものを、ぜひ考えてみてほしい

感情の機能一覧

感情 感情の機能 私たちの状況(例)
恐怖 脅威に備える 予測に恐怖している
嫌悪 害・毒を避ける 有害なモノ・人・状況を嫌悪している
悲しみ 予測と現実のズレを受け入れる 結果に悲しんでいる
怒り 害意を取り除く
障害を取り除く
傷つけられて、怒っている
上手くいかず、怒っている
罪悪 社会との共生を促す 自分の期待、自分の規範を破り、罪悪を感じている(「~すべき」の言葉で表現されることが多い)
社会からの逸脱を避ける 他者の期待、社会の規範を破り、恥を感じている(「~すべき」の言葉で表現されることが多い)

生きるために働かない

この記事は何?

働く報酬設定のお話。

報酬って大事

私達の脳は、報酬に惹かれる性質をもっています。

結果が不快ならやりたくないですよね。気持ちよければやりたくなる、そういう生き物です。

例えば、ゲームはいい例ですね。 レベル数値が上がると、私達は何か増えた感覚を得ます。実際に強さも増してやれることが増えます。 クエストが設定されていたり、報酬としての称号や装備があったり。まさに正の動機づけって感じです。

例えば、難しい例なら勉強ですね。 勉強は報酬が分かりにくいです。誰かに認めてもらえることはないです。勉強を続けても今レベル上がったかわからないです。うまくやったとしても何も得られないことが多いです。なんだか報酬がないので、負の動機づけって感じですね。

生きるって、なんだかんだ苦しい

生きるって素敵なことだと思います。しかしトータルで見れば苦しいことのほうが多いです。それに生きるって勉強みたいに報酬がわかりづらいんですよね。

私たちの脳は、平均を算出するのが得意です。「生きる」の平均はおおよそ苦しいものだと本能で理解します。なので、生きるために働くと設定すると、意味がわからなくなりがちです。

苦しいことのためではなく、楽しいことのために働く

ということで私からのオススメは、働くことの報酬を設定しておくことです。

お金を稼ぐことでもいいです。美味しいものを食べるためでもいいです。遊ぶためでもいいです。

あなたが何か納得できることを設定しておくと、いざというときの支えになってくれます。

将来のために貯めておかないといけないなら、それでもいいと思います。ただ、辛いことは続けづらいです。貯める分と使う分を分けておくといいかもしれないですね。

もう一度睡眠がおかしくなったときに参照するルール

これは何か?

これは自分ルールです。刺激制御法・概日リズム・不安対策などを参考に実践した結果、自分なりにうまくいったものをまとめたものです。推測も交えています。

これを参考に実践しても、知らぬ・存ぜぬ・省みぬ。

ルール

  • 最優先

    • 眠くなったら寝る
  • 優先

    • 目が覚めたら起きる
    • 起床を一定にする
  • オプション(できなくてok)

      • 光を浴びる
      • 水を飲む
      • 手を洗う
      • 光を下げる
      • ゆっくりした時間を設ける
    • タイミング関係なし
      • 不安対策をする
      • 極力、改善しない
      • 自分を責めない

ルール説明

眠くなったら寝る

すんなり寝るためのルールです。

おそらく私達はすんなり寝れる生き物です。ときに眠れない夜もあるけど、基本は気持ちよく寝れる生き物です。赤ん坊や子供のころの自分がそうであったなら、今の私達もそうであるはず。

もし現在が違うのであれば、その過程で何か間違ったことを覚えただけです。では何を覚えたのでしょうか?

何かを遠ざけるには、不快感を学ぶといいです。逆に言えば、眠れなくなるときは不快感を学んだのだと考えます。どうやって学んだのでしょうか?

よくあるのがshould(すべき)です。XX時には眠らなければならない、明日は早いからもう眠らなければならないとかですね。しかし、眠くないのに眠ることはできません。そしてshouldに違反すると、まるで今の私達が間違っているかのように感じ不快感が増します。負のループってやつですね。しかしshouldって何でしょうか?

shouldは、大なり小なり強制のニュアンスを持ちます。そして社会的な圧力、恥・罪悪を誘発する言葉のようです。多少の心理的リアクタンス(抵抗感)を生むとも考えます。恥・罪悪・抵抗感は不快感を伴います。不快感は負の報酬として機能します。例えば、楽しいゲームでも強制されると楽しくなくなります。お腹が空いているといっても、喉にパンを突っ込まれるのと不快になるようなもんです。多分。

簡単に言えば、shouldで行動すると少し不快になります。行動や欲求が減ります。 逆にwantで行動すると満足をよぶので快楽として機能するっぽいです。実体験としては、眠りやすくなりました。

目覚めたら起きる

個人的な二度寝対策です。

正直に言うと、アラームで起きられる人はこのルールはいらない気がします。

短期的にみれば眠気が残りますが、長期的には脳が睡眠欲求をあわせてくれるので問題なさそうだと判断しました。とりあえずいいんじゃないかなと思っています。

起床を一定にする

起床時の体調をより良くするルールです。また眠気を強くするルールでもあります。

私達の脳は、繰り返すとそれに合わせるようになります。 例えば、同じ時間に起床を繰り返すといつもの時間にコルチゾールを分泌します。自然と気持ちよく起きられるようになります。また、起床から14~16時間後に睡眠を促すメラトニンが分泌されるのですが、こちらも繰り返すとことで分泌が強くなると考えられます。

オプション

キング・クリムゾン!

おわりに

いかがだったでしょうか。睡眠の悩みが減ることを祈っています。

不毛タスクにしないためのポイント

不毛タスクって何か

私達にとって意味がないと判断したこと

私達にとって意味がないとは何か。

進化から考えると、無駄なリソースを吐き出すこと。

なぜ無駄なリソースだと判断するのか

私達の脳はニューラルネットワークの構造をしている。 生体と機械の違いはあるが、ニューラルネットワークは予測が得意。

つまり、私達は対象タスクを無駄と予測した。

無駄と認識するにはどうするか

比較すればいい。比較すれば有益(プラス)か無駄(マイナス)がわかるから。 何かに期待しすぎていると比較を起こしやすい(期待と結果の比較)。 気づきにくいけど、効率化・改善も比較を行っている(※)。 効率化も改善も比較しないと始まらない。

つまり、期待・効率化・改善しすぎると無駄と判断しやすくなる。

予測とは何か

機械学習ニューラルネットワークを参考にする。 私達は過去の経験をベースに予測している。 類似点や相違点を比べて、類似点が多ければ影響を大きくするし、相違点が多ければ影響を小さくして予測する。

つまり、同じことあったかな?違うところはどこかな?で予測する。 無駄と感じることを積み重ねると、無駄と予測しやすくなる。

どうやったら無駄なリソースだと予測するようになるのか

毎回、比較しすぎる(期待しすぎ、効率化・改善しすぎ)。

できないことを繰り返す(難易度高すぎ)。

ということで、不毛タスクにしないためのポイント

  • 8~9割できることやっとこうぜ。
  • 改善したいなら最低限だけ。もしくはケアしよう。
  • 期待は捨てれるといいな。

という、ありふれた答えになりました。 期待の捨て方は、またどっかでいいじゃろ。

※効率化・改善が悪いわけじゃない。比較を行っているのでケアが必要なだけ。マイナスをみたらプラスもみておこうねってことです。